「私たち、2人で1人前の夫婦絵本作家です」―。市内在住の平田昌広さん・景さん夫妻は、2004年から家族や食べ物・言葉など身近な物事をテーマにした絵本制作を共作で行っている。その傍ら、作者自らが朗読と絵描きパフォーマンスを披露する読み聞かせイベントに取組み、地元小学校をはじめ全国各地を回り、絵本の楽しさを伝えている。
三浦海岸からほど近い自宅が2人のアトリエ。文章を昌広さん、景さんが絵を担当する共作活動を始めて約20冊の絵本を生み出してきた。テーマ選びは「自分たちが面白いと思ったもの」。家族・食べ物・職業など誰もが身近に感じる話題や同音語・助詞の言葉遊びを得意とし、ユーモア溢れるイラストと仕立てる。13年に出版した「すいかのめいさんち」は、三浦の特産品スイカがテーマ。宮川町の下里ファームをはじめ、市内に実在する商店などが登場し、作品内に散りばめられている。現在はシリーズ第2弾として和歌山と横須賀の津久井浜のミカン園をモチーフにした「みかんのめいさんち」を制作中だ。
また、創作活動と並行して力を入れるのが「夫婦(めおと)読み絵本ライブ」と称した朗読会。依頼を受けて全国各地の書店や図書館を飛び回るほか、市立小学校でも授業の一環としてライブを実施。「読者の笑顔が創作の源。直に接することなく一方通行だと、子どもの気持ちを引っ張り出せない」と2人は話す。
今月30日(火)まで「うみべのえほんや ツバメ号」(横須賀市津久井1の24の21)では、昌広さんが文章を担当した絵本「あめふりうります」の原画展を開催中。午前10時から午後7時。詳細は同店【電話】046・884・8661
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