手作りの看板で迷わず黒崎の鼻へご案内―。
初声町の入江自治会の要望を受け、県立三浦臨海高校の美術部の生徒が手作りの案内板を制作し、この度設置された。
”黒崎の鼻”と呼ばれる三戸と和田海岸の間に突き出た岬は、相模湾越しに富士山を望む絶好のビューポイントだが、草木が生い茂る山道を通るため道順が分かりにくく、知る人ぞ知る隠れ家的存在の景勝地だ。
案内板を作ったのは3年の横山さくらさんと渡邉莉衣さん、1年のパターソン ティファニーマリィ 葵さんと高田里緒さんの4人。普段は個々に絵画や造形作品などを制作しているが、約半年間を費やし一丸となって取り組んだという。作品づくりに妥協はなく、「度々、黒崎の鼻を訪れてはアイデアを練って意見を出し合った」と部長の横山さんは振り返る。
完成した看板は2枚。その1つには、道の先に待ち構えるまだ見ぬ絶景に思いが膨らむような黒崎の鼻の風景画。もう1枚は温かみある手書きの案内文が並び、来訪者を出迎える。「これをきっかけに訪れる人が1人でも増えてくれたら嬉しい」と生徒らは笑顔で話した。
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