5月1日に開かれる「ウクレレハッピーアワー」の中心メンバーとして活動する 佐藤 智彦さん 横須賀市在住 49歳
人誘う魅惑の音色響かせ
○…「ウクレレ=ハワイアンやフラ。そんなイメージをいい意味で裏切りたい」。丸みのある可愛らしい音色で知られるが、意外にもレゲエや昭和歌謡、ボサノバなど多彩な音楽と自然に融合するウクレレサウンド。優しさの中に見え隠れする切なさや激しさは、聴衆の心を魅了してやまない。音楽性の広さを知ってほしいと始めた「ウクレレハッピーアワー」は5回目を数え、各地からファンが集うイベントに成長した。
○…イベンターの努力が報われるのは「楽しかった」の一言。苦々しく思い出されるのは、過去に見たイベント参加者の「遠い。渋滞で疲れた」というネット上の書き込みだ。1日の最後に受けた印象が、イベント全体の感想として上書きされてしまうことに衝撃を受けたという。渋滞回避に着想を得て、三崎の飲食店に協力を募り、前回から一部店舗で食事とウクレレを肴にファンが語らい、演奏を楽しむ場を設けた。狙い通り満足度は向上。今年の集客に一層の期待を込める。
○…高校生で始めたバンド活動をきっかけに音楽の道へ。横須賀のどぶ板通りや川崎のライブハウスを中心に、”テケテケサウンド”と呼ばれるサーフロックで支持を集めた。新人発掘番組にスカウトされ、95年「ザ・サーフコースターズ」としてデビュー。様々なエンターテインメントに触れてきた経験から、現在は三浦海岸で飲食店を営みながら定期的に店内で音楽ライブや寄席などを開催。「三浦で上質な演奏や娯楽を楽しんでもらえたら」
○…6〜7年前に初めて手にして以来、ウクレレの音色は見知らぬ人々との出会いを運び、絆を結んでくれた。「老若男女を一瞬で惹きつける力があると思う」。だからこそ、愛好家だけでなく三浦の人にも良さを知ってもらいたい。「横須賀がジャズの街なら、『三浦はウクレレ』と言われるようにこれからも育てていきたい」。膨らむ夢に胸を高鳴らせた。