市立名向小学校(小泉修校長)で今月7日、5年生児童を対象に真珠の核入れの体験授業が行われた。
かつて真珠の養殖研究が行われていた小網代湾で、「三浦真珠」の再生に向けて取り組むNPO法人「小網代パール海育隊(うみいくたい)」を筆頭に、京急油壺マリンパーク、東京大学三崎臨海実験所、みうら学・海洋教育研究所などが海洋教育の一環で実施したもの。
児童らは、母貝となるアコヤガイの身に器具で傷をつけ、真珠のもととなる核と細胞片を1つずつ挿入する作業を体験。ここでの接着が真珠の出来を大きく左右するため、苦戦しながらも真剣な表情で核入れを行っていた。
真珠の歴史や取り出す浜揚げ作業など、以前から三浦真珠の理解を深めてきた5年生。来年、同校創立50周年の節目に卒業を迎えることから、自らの手で核入れし、出来上がった真珠を卒業記念にする目的もあるという。「『大きくてきれいな真珠が出来ますように』と思って(核を)入れた」と話すなど、浜揚げを心待ちにしている様子だった。
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