ゲーム感覚で多彩な海の生きものたちに親しんで――。(一社)「みうら学・海洋教育研究所」はこのほど、海の生きものへの興味関心を高める学習教材「うみもんカード」を制作した。
アジやサバといった身近な魚から、人気映画作品の主人公で知られるカクレクマノミ、油壺マリンパークに展示されているダイオウイカ。イラストレーターによってキャラクター化された全100種の生きものたちが、可愛らしく描かれている。また、カードには「魚」「小」「毒の鰭(ひれ)」「美しい珊瑚の海に棲(す)む」など、それぞれの分類や大きさ、特徴を簡略に記述。知識や想像力を広げる効果も期待できると同研究所は話す。
先月末には市内小中学校教員が集まる会議で初めてお披露目。評判は上々で、2学期以降の配布に先立って活用方法について意見交換を行った。
前身は小学校でブーム
実は初代のうみもんカードの誕生は約10年前。初声小学校教諭が授業や生活目標の達成に応じ、その取り組み成果として配布していた手づくりのカードだった。当時同校の児童の間では収集がブームとなり、自発的に自由研究を行う子どもや独自のルールを考案してゲームを楽しんだという。
今回新たに制作されたカードはその派生版。「海とそこに暮らす生きものたちに興味を持つきっかけになってくれたら」と担当者は話している。
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