連載 100まで元気!健康ワンポイントアドバイス 三浦市社会福祉協議会 成田慎一
第五回「栄養」
第五回のテーマも「栄養」です。その2回目は、三浦市社会福祉協議会の管理栄養士であり、就労支援事業所「どんまい」でお弁当事業を担当している田村純に具体的な話を聞きました=写真。
まず、全体的な話では「高齢の方の特徴として、食べている人と食べていない人の差が大きい。1人ひとりにあった対応をしていかないといけないと感じている」ということでした。そういった中でのフレイル(虚弱)対策として、
【1】タンパク質のとり方の工夫―肉・魚に豆腐をプラスし、かつおぶしやシラスをかける。副菜にもそういったものを加える。
【2】1日3食の中で、肉・魚と野菜の組み合わせを2回取るために―つくりおきをしたり、市販の総菜を活用し、手づくりにこだわらない。
【3】孤食より共食のすすめ―孤食=寂しいではなく、楽しんで食べることが大事。地域のサロンなどで皆と食べる機会を増やすことも大切である。
この3項目で低栄養による虚弱は予防できます。
「今後、配食サービスを通じてソフト食の良さを伝えたり、料理教室や栄養ケアステーションを立ち上げて、三浦市全体での栄養改善に取り組んでいきたいです」。身近な管理栄養士の田村にご相談ください。
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9月25日(火)に「第2回フレイルサポーター養成研修」を開催します。すでに定員ではありますが、この記事を見て、ボランティアとして参加したいという方は成田までご連絡ください。 (つづく)
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