本紙ではJリーグ「横浜F・マリノス」(以下、「マリノス」)に所属する三浦市出身の天野純選手にインタビューを実施。サッカーとの出会いや練習姿勢、初めての日本代表招集、地元への思いなどを聞いた。
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1991年生まれの現在27歳。順天堂大学卒業後、2014年からJリーグ「横浜F・マリノス」一筋でプレーしている。ポジションはMF。正確な左足のキックを武器に、チームの中心選手として活躍する。
今年9月には日本代表に初選出され、同11日のコスタリカ戦で代表デビューも果たした。クラブのファンからは「アマジュン」の愛称で親しまれている。
練習こそ自信
年代別代表も含めて初めて選出された日本代表。取材陣の多さや100件を超える周囲からの連絡で「すごい場なんだ」と、日の丸の重みを実感した。しかし、特に気負いはなく、デビュー戦でも緊張はしなかったという。「マリノスでの経験で、自分に自信がついたから」。堂々としたプレーで存在感を見せた。
負けず嫌いな性格で、出場機会に恵まれない時期も「いつチャンスが来てもいいように」と必死に練習を重ねた。それは主力となった現在も変わらず、周囲に「クラブで一番」と言わしめるほど。地道な練習こそが、自信の源になっている。
息抜きは「帰省」
出身は初声町。サッカーは幼稚園の年中のとき、友達との遊びで「気づいた時には始めていた」という根っからのサッカー少年だった当時を振り返る。初声小学校に入学し、2年生まで少年サッカーチーム「初声ジュニアFC」に所属。その後、3年生からマリノスの育成組織へ入団した。
生まれ育った三浦は、今でも心のよりどころになっており、オフの息抜きは「地元に帰ること」。「海鮮も美味しいし、落ち着くいいところ。もっと多くの人に三浦に来てほしい」と微笑んだ。
9月には入籍を発表したばかり。レギュラー定着前からサポートしてくれ、代表選出を泣いて喜んでくれたというパートナーは大きな心の支えとなっている。
飽くなき向上心を胸に
先日、横浜市内の小学校で行われたサッカー教室に参加した。子どもたちに自身の姿を重ね、「うまくいかなくても頑張れば必ず夢は叶う。やり続けてほしい」とエールを送った。
今の目標はクラブで結果を出すこと。「もっと上位に押し上げたい。強いマリノスを自分たちで作りたい」。終始見せた笑顔の中に、負けず嫌いの強い決意が垣間見えた瞬間だった。
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