意見広告・議会報告
活動報告【9】 城ヶ島大橋、無料化実現へ 神奈川県議会議員 石川たくみ
今月13日、県・三浦市・城ヶ島区・京浜急行電鉄の4者による「城ヶ島西部地区再整備方針」が明らかとなり、その会見の席で黒岩祐治県知事から「城ヶ島大橋の渡橋無料化に踏み切る」との発表がありました。
2011年に三浦市観光協会・地元事業者・三浦商工会議所などが中心となって集めた4万1214人の署名と請願が提出され、「地域活性化の状況を踏まえながら検討する」という意見が付された上で採択されて約7年。長年の念願がようやく叶う運びとなりました。「すべては三浦のために」を掲げ、一般質問など議員活動を通じて市民のみなさんとともに無料化実現を強く求めてきた私としても待ちに待った吉報です。
今後、一日も早い無料化に向け、計画のさらなる推進と地域活性化のため、地元選出の議員として全力で後押しして参ります。
漁業取り締まりの強化へ
現在開会中の平成30年度県議会第3回定例会 の「決算特別委員会」で私は、「漁業取締業務の充実・強化」に関する質問を行いました。
横須賀海上保安部(横須賀・逗子・三浦・葉山管轄)によると、昨年1年間の密漁の取り締まり件数は、過去最多となる299件でした。これは全国最多の厳しい状況であり、水産資源の枯渇に苦しむ漁業関係者にとって、非常に忌々しき問題です。
被害はサザエが最も多く165kg(2196個)、アワビが4・8kg、タコが14kgと続きます。海上保安庁は「取ってはいけないと分かっていても、密漁という認識がないのではないか」との見解ですが、毎年費用をかけて稚貝放流や磯焼け対策などの資源維持に努力している漁業者の気持ちを踏みにじる悪質な行為は、決して許されるものではありません。
また、海上保安庁とは別に、県が公表する「漁業関係法令違反」の取り締り件数は108件(17年度)。そのうち一般の遊漁者が106件、漁業者が2件とのことでした。
地域漁協からの強い要請もあり、磯荒らしの取り締りに一層の強化を進めていますが、「検挙を目指すのではなく、未然防止や指導に努め、海のルール・禁止事項周知啓発のための看板設置やパンフレット配布にも力を入れていく」と密漁根絶に向けた対策強化策を県は示しています。
台風被害の支援求める
9月30日から10月1日未明にかけて、全国各地に大きな被害をもたらした台風24号。県内全体の農林水産業の被害総額は4億9677万円になり、三浦市だけでも1億6057万円(農畜産業)にのぼりました。市内の被害状況は、農業用ハウスの破損が10棟、大量の大根・キャベツ・みかんの損傷、牛舎の破損が1棟との報告があがっています。
この事態に当たり、先月10日にはJAグループ神奈川県農畜産業災害対策本部らが、県に対し緊急要請を行いました。県としての対応はもちろん、農林水産省関東農政局にも状況を報告し、「被災農業者向け経営体育成支援事業」など、国からの支援を得られるよう働きかけていきます。
![]() 10月26日に行われた決算特別委員会で質問
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