地元の子どもたちに土木や建築業の魅力を知ってもらおうと、建設が進む三浦縦貫道路II期区間の工事現場見学イベントが、今月16日に開かれた。神奈川県横須賀土木事務所の主催。
イベントには、工事現場に近い初声小学校の3年・4年生児童16人が参加した。前半は「関東学院大学土木系女子学生の会」の協力で、「光るどろ団子づくり」を体験。土木工学の基礎となる粘土や砂の特性を用いて、色とりどりのどろ団子をつくり、土遊びを楽しんだ。
ドローンに興味津々
後半は現場に場所を移して、県職員や工事関係者の案内で施工の様子を見学。敷地面積の広さや重機の大きさに、児童らは驚きながら説明に耳を傾けていた。
また、同地では、ICT(情報通信技術)を活用した工事を県内でも先駆けて実施。無人航空機・ドローンを使った3次元起工測量、衛星による位置情報や設計データで半自動化した建設機械の導入することで、従来の工法と比して安全性と作業効率が向上し、工期短縮や人工数削減を実現している。
当日は技術者が油圧ショベルを動かして、法面の掘削を実演したほか、子どもたちは「ドローンクリエイションヨコスカ」のスタッフの指導を受けながらドローン操作に挑戦。「初めてで難しかったけれど楽しかった」などと感想を話した。主催者は「イベントを通して土木・建築業界、地元の道路に興味を持ってもらい、将来、新たな担い手が育ってくれたらうれしい」と期待を込めた。
県道26号(横須賀三崎)のバイパスとして、横須賀市林と三浦市初声町を結ぶ三浦縦貫道路。現在、II期区間の北側、約1・9Kmで2019年度末の供用開始をめざし、延伸工事が行われている。
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