がん患者やその家族・遺族が、お茶を飲みながら気軽に闘病経験や感じたことを語り合う「がん哲学外来カフェ」が、金田の聖母訪問会「三浦修道院」で、あす9月21日(土)に開かれる。今月はがん検診の早期受診や予防の重要性を啓発する「がん征圧月間」でもあり、主催者は「地域と人々の痛みを分かち合い、和らげる場所にしたい」と、来場を呼びかけている。
「がん哲学外来カフェ」とは、順天堂大学名誉教授で医学博士の樋野興夫氏が提唱する対話を目的とした交流会。治療の一環として医師が患者の不安や心情に耳を傾け、精神的苦痛を和らげる場をつくろうと、同附属病院内に開設した「がん哲学外来」がもとになっている。語り合いによって悩みの解消につながるだけでなく、人生や命のあり方について見直せるとして、病院や教会を中心に全国150カ所に広がり、三浦半島では同修道院が主催する「メディカルカフェin三浦海岸」が初めて。
今年7月には第1弾が行われ、約90人が参加。なかにはがんで身内を亡くした悲しみを吐露した人もいたという。企画担当の西田靖子さんは、「少しでも外へ出て前向きになれるきっかけになれば嬉しい」と話す。
寄り添える存在に
今から約15年前に金田の地に構えられた三浦修道院。自然と調和した暮らし「パーマカルチャー」の実践による自給自足的生活を送ってきた。「もっと人々の中に入ろう」。近年では、地域に開かれた修道院をめざしており、そのなかで「がん哲学外来カフェ」の存在を知ったという。聖母訪問会は1946年から約60年にわたり、聖ヨゼフ病院(横須賀市)を運営。数多くの患者や家族の苦しみ、悲しみに寄り添ってきたことも開催の後押しになったという。「寄り添うことは修道院の存在意義のひとつでもある」と西田さんは話す。
国立がん研究センターによると、日本人が生涯でがんに罹患する確率は2人に1人(男性62%・女性47%)と身近な病気のひとつ。「理想はどの家の近所にもどんな話でも聞いてくれる人がいて、ホッとできる居場所が必要。今後、取り組みが三浦半島内にも広がれば」と展望を話した。
会場は南下浦町金田223の6(「役場下」バス停から徒歩8分)、時間は午後1時30分から3時。参加費300円。カフェは隔月開催を予定し、次回は11月16日(土)。
詳細は西田さん【電話】046・888・7361
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