新型コロナウイルスの猛威にさらされ経営に大打撃を受けている飲食・観光の両業界の若手経営者がこのほど、キッチンカー(移動販売車)に活路を求めてグループを立ち上げた。屋外のテイクアウト限定で総菜を販売し、外出自粛する住民や家事の負担軽減に役立ててもらう考え。今月21日・26日にテスト販売を実施し、要望に応じて出張も行う。
政府の外出自粛要請を受けてひっ迫する経営状況を少しでも好転させようと、「三浦半島フードトラッククラブ」が発足した。発起人は「三浦観光バス」(上宮田)の根岸辰也さん、「天ぷら葉やま」(久里浜)の葉山亮さん、「炭火やきとり にのみや」(野比)の二ノ宮拓真さんの若手経営者3人だ。
キッチンカーの出店は従来、イベントが中心だったが、感染防止対策で軒並み中止となり事業者は苦境に。一方で外食から「中食」の需要が拡大していることを受け、密閉・密集・密接の“3密”を回避しやすいキッチンカーの特性をいかした総菜販売を考えた。
「買い物に行けない・控えたい」「家事負担を減らしたい」といったニーズに対応。「イメージは“移動販売×デリバリー”。夕飯の一品、食卓お助け隊のような活動ができたら」と根岸さんは話す。
4月21日(火)、26日(日)正午から午後6時に三浦観光バス駐車場(三浦海岸駅そば)で試験販売。焼き鳥や炒飯、からあげ(予定)などを用意する。今後、要望を受けて出張も行う考えで、「団地や買い物が困難な場所など相談してほしい」と呼びかけている。
詳細は根岸さん【携帯電話】080・1026・7312
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