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左官店「左菊(さきく)」 光る泥だんごを作ろう 制作キット無償で配布
三崎の左官店「有限会社左菊」(鈴木一史代表取締役)は、地域貢献活動の一環として、市内の幼・保育園児から中学3年生に、「光る泥だんご」制作キットを無償で配布。現在、希望者を募っている。「コロナ禍で夏休みが短くなり、ほとんどのイベントが中止に。自宅時間を楽しんでもらえたら嬉しい」と鈴木社長は話している。
「光る泥だんご」は、その名のとおり、泥を丸めて作った”団子”を磨き上げたもの。まさに”十人十色”の色付けが楽しめ、素材が土であるのを忘れてしまうほどの美しい光沢が特長だ。
土を練り、塗り、乾かし、形を整え、磨く――。一見、単純な泥だんご作りだが、「じつは日本古来の土壁を作る左官技術とほぼ同じ」と鈴木社長。「遊びを通して、連綿と受け継がれてきた左官の伝統や地元の職人の仕事に、興味関心を持ってもらいたい」
また、近年では都市化や衛生面から気軽に泥遊びできる場が減少。子どもたちの土に触れる機会が減るなか、土の特性を学び、創造力を育む知育玩具としても最適だ。
セットには土・砂・粘土粉、成形用のガラス瓶、説明書などが入り、土を混ぜる容器と学校で使う水彩絵の具を用意するだけ。動画配信サイト「ユーチューブ」では、工程を分かりやすく紹介した制作動画を公開中。
同社は創業1961年。5代目の鈴木社長は、伝統の壁塗り技術と現代のデザインを融合させた住居や店舗の空間づくりに定評があるほか、ミニかまどやピザ窯制作など、新しい土との暮らし方を積極的に提案。名向小学校やみうら夜市では、光る泥だんご作りワークショップの指導役を務め、次世代に土の魅力を伝え続けている。
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1家族1セット(4〜5個分)で先着30セット用意。氏名・電話番号・子どもの通園または通学先名を明記し、【メール】sakan@sakiku.comへメールで応募する。なお、同社(三崎1の10の4)へ引き取りに来られることが条件で、受け取り方法はメールで案内。問い合わせ先も前述に同じ。
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