京浜急行電鉄とベンチャー企業のCarstay(カーステイ)は先ごろ、三浦半島で車中泊キャンプを楽しむ新サービスを発表した。電車で訪れた人が駅でキャンピングカーに乗り換えて、風光明媚な場所で優雅な時間を過ごしてもらう。事業化の第一弾としてカーステイ社が運営する予約サイトに、京急グループが運営するホテル京急油壺観潮荘など3つの車中泊スポットを開設する。
近年高まりを見せるキャンプ人気に呼応して、キャンピングカーやバンと呼ばれる箱形の貨物自動車で車中泊を楽しむキャンパーが増えている。新型コロナ感染症の影響で3密(密集・密接・密閉)避けることができるレジャーとしても注目されている。
カーステイ社はキャンピングカーを貸し出す国内初のカーシェアリングサービス「バンシェア」を運営。京急は同社との協業で「トレイン&キャンピングカー」という新しい旅のスタイルを提案し、三浦半島を「バンライフの聖地」にしていく考えだ。
多くの自然や鎌倉時代の史跡などの観光スポット、三崎まぐろや三浦野菜などの魅力的な食文化をはじめとする地域資源が豊富な三浦半島。その一方、半島の西側や相模湾側、中央部への交通アクセス、首都圏からの近さから宿泊客が比較的少ないことが課題だった。今回の新事業で、半島全域を網羅する新しい形の旅行スタイルの造成と、それによる半島全体への経済波及をねらう。
現在、京急が開設する車中泊スポットは、海岸沿いの散歩コースに近い横須賀市の観音崎京急ホテルのほか、馬の背洞門や城ヶ島灯台など名所に近接し、富士山も望める城ケ島西部地区の駐車スペース(11月予定)がある。三浦半島近辺には、キャンピングカーなど車中泊仕様の車両14台が「バンシェア」に登録されており、三崎口駅、逗子・葉山駅ほかで車両を利用できる。
詳細は特設ページ【URL】https://carstay.jp/ja/vanlife/miura
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