連載 100まで元気!健康ワンポイントアドバイス 三浦市社会福祉協議会 成田慎一
第三十六回「コロナフレイル実践編【4】」
まん延防止等重点措置が発令される中、高齢者へのワクチン接種も始まりました。まだ市内でも陽性者が出ているため、感染予防を徹底していく必要があります。引き続き、身近で出来ることの習慣化が大切です。
さて、今回は1人でも出来る「ウォーキング」についてお伝えします。まず「歩数」は、「〇〇歩」というように目標値をよく聞きますが、無理をせず自分に合った歩数の設定が重要。歩き過ぎは膝などの関節を痛める原因となりますので、注意が必要です。自分のペースで30分程度歩くことが理想ですが、ご自身の体調に合わせて実施してください。これからの季節は雨の日が増えてきます。家の中や買い物の際に店内を歩くことも有効に活用していただきたいと思います。その際には、活動量計(歩数計)を装着し、歩数を計測しておくと、どれくらい歩いたかわかります。活動量計がなくても、携帯電話(スマートフォン)をお持ちであれば代用もできます。
次に、痛みがある時のサポーター選びも大切です。スポーツ用なのか、治療用なのかで、目的や効果が真逆になっている場合もあります。また、着けっぱなしの状態も良くない場合があるため、適宜、脱着をしていくことが必要です。
最後に、「早歩き」についてですが、ただ早く歩くだけでは、関節への負担が大きくなるだけでなく、バランスを崩して転倒の原因にもなります。普段の歩行速度を自覚した上で、徐々に早くしていくことがポイントです。次回も「ウォーキング」についてお話します。 (つづく)
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