三浦市立中学校の教諭だった角野竹博さんが主宰する陶芸教室「工房G」の作品展が10月24日(月)まで、横須賀三浦教育会館(横須賀市日の出町3の19の16)で開かれている。3年ぶり10回目。
美術教師だった角野さん。退職後に工房を立ち上げ、和田で採掘した粘土とサクラ・クス・ミカン・サカキといった木の灰や海藻・マグロの骨の粉末を釉薬に使う「三浦焼き」を考案した。また「増富焼き」と名付けられた焼き物は、山梨県北斗市にある瑞牆(みずがき)山の粘土やアカシアの木の灰を材料にし、青みがかった黄色が特徴。山あいの温泉地で湯治客が多く、土産物や体験教室の開講など、地域資源として活用できたらと、三浦焼きの存在を知った地元事業者からのオファーをきっかけに完成させた。
会場には三浦焼きや増富焼きをはじめ、製法を研究しているという飲み物の味わいがまろやかになる器を出品。スウェーデンの環境活動家であるグレタ・トゥーンベリ氏を再現した木彫で、ウクライナの平和も願っている。「自然物の持つ素朴な風合いを楽しんでもらえたら」と角野さん。そのほか、生徒が制作した陶芸や彫刻の展示、コーヒーカップや茶わん、皿などのチャリティー販売も実施しており、売り上げは東日本大震災で保護者を失った遺児の育英金として寄付される。
時間は午前10時から午後6時(最終日は3時まで)。入場無料。
詳細は角野さん【携帯電話】090・1122・3456
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