横須賀を拠点に活動するシニア劇団「よっしゃ‼」の舞台公演が２月18日（土）・19日（日）の両日、汐入駅前のヨコスカ・ベイサイド・ポケットで開かれる。
同劇団は結成５年目。今回は名作映画『十二人の怒れる男』を下敷きにした法廷喜劇『こんな12人観たことない！』を演じる。
ストーリーはこうだ。意図せず集められた、一筋縄ではいかない12人の陪審員たちが恋人殺人をめぐり、物的証拠や証言を頼りに密室で白熱の議論を繰り広げていく＝写真。意見が有罪に傾くと無罪を主張する人によって大勢が逆転。またある人が華麗な推理を披露すると室内の空気が微妙に変化していく。愛らしくも厄介な人間模様がスリリングかつスピーディーに展開していく様が痛快。
公演は３回あり、各回で12人の陪審員が入れ替わって演じる。ストーリーと設定は共通だが、セリフは演者に委ねられており、「３つの異なる作品が出来上がる」と同劇団プロジェクトリーダーの横田和弘さん。メンバー全員が主役となって、彩り豊かな舞台を届ける。
同劇団の１期生で、これまでの作品すべてに出演している横須賀市長沢在住の三井透さんは「現場の雰囲気で思い浮かんだセリフをアドリブで発している。反射神経を求められるが、緊張感があって面白い。稽古と本番も同じではないはず」と自信の表情を見せた。
年齢や障害にかかわらず舞台芸術に参加して楽しめる神奈川県の「共生共創事業」の一環。
開演時間は18日が午後１時30分と５時半、19日が午後１時30分。鑑賞券は一般前売２千円（２千５百円）、高校生以下１千円（１千５百円）。※カッコ内は当日券
取り扱いは、横須賀芸術劇場【電話】０４６・８２３・９９９９
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