神奈川県は7月21日、2023年1月1日時点の年齢別人口統計調査の結果を発表した。人口減少が続く三浦市の平均年齢は、55・17歳で県平均47・03歳よりも8・14歳上回った。県内58市区町村の中では3番目に高く、少子高齢化の進行が明らかになった。
調査は、20年の国勢調査の年齢別人口を基に、出生、死亡、転入出などを加減して推計。年齢を3つに区分した人口や割合、平均年齢など、市区町村ごとのデータが公表されている。
三浦市は、総人口が昨年から520人減少し、4万841人。14歳以下の年少人口は150人減少、15歳〜64歳の生産年齢人口は326人減少、65歳以上の老年人口は44人減少となった。
人口構成比は、年少人口の割合が7・9%(県平均11・6%)で県内で4番目に低く、生産年齢人口は50・5%(同62・6%)でこれも4番目に低く、老年人口は41・6%(同25・8%)で3番目に高かった。
年少人口に対する老年人口の比率である老年化指数は528・8で、県全体の222・1よりも306・7ポイント上回った。
県全域でも少子高齢化顕著
県全域で見ても、少子高齢化は進んでいる。
県の平均年齢は昨年から0・23歳高くなり、1976年の調査開始以来、上昇を続けている。県内で最も高いのは真鶴町の57・74歳で、最も低かったのは川崎市中原区の41・71歳だった。
県内の総人口は922万7千901人(前年比3276人減)。年齢を3つに区分した結果では、年少人口が104万7千478人(同1万8千521人減)と過去最少で、全体の11・6%。減少は14年連続。生産年齢人口は564万59人(同1万2千962人増)で、62・6%を占める。老年人口は232万6千294人(同2287人増)で過去最多。全体の25・8%となり、老齢化指数も調査開始から増加が続いている。
調査の詳しい結果は、神奈川県の統計センターHPで閲覧できる。
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