三浦市教育委員会は15年以上にわたり、英語発音や国際理解教育の向上を目的に授業を補助する国際交流推進担当の外国語指導助手(ALT)をオーストラリアから招聘してきた。今年度は初の3人態勢となり、児童・生徒のさらなる英語力強化を進めている。夏休み期間を利用し、英語非常勤講師2人に取材した。
グローバル表現科
文部科学省から教育課程特例校の指定を受けた三崎小学校では、今年度から国語科や生活科、総合的な学習の時間を充て「グローバル表現科」の授業を展開している。市内で最も伝統のある学校で、郷土を愛しながら多種多様な考えを尊重した豊かな国際感覚を身につけさせることなどが狙い。2学期から、三浦市の姉妹都市であるウォーナンブール市出身のインディアナ・シャーロックさんが専任となる。
少年時代、自身の家族が日本人留学生をホストファミリーとして受け入れたことで、日本には馴染みがあった。日本語は現地の小学校で日本人講師から教わり、中学から自身でも学び始めた。
2021年4月に三浦へ。3中学校、8小学校で英語の授業をサポートしながら、子どもたちと交流を図ってきた。
元々サーフィン経験があり、今では三浦海岸や三戸浜などでSUP(スタンドアップパドルボード)にも興じている。
「三浦の子どもたちは元気でいい子。恥ずかしがらずに話しかけてくれて、英語を覚えたいという興味が強い。皆とできるだけ遊んだり、コミュニケーションを取ったりしたい。給食も楽しみ」と期待に胸膨らませた。
来日したての講師
メルボルン出身のポーリン・チェレドニクさんは、9月4日(月)から上宮田小学校を皮切りに、8小学校を巡回する。
現地の大学で日本語を専攻した後、外国青年招致事業「JETプログラム」で7月30日に来日した。三浦へは、8月2日にきたばかり。将来は母国に戻り、英語や日本語の教員をめざしている。
子どもの頃に『ポケットモンスター』のゲームに親しんだことが日本語に興味を持ったきっかけ。高校から勉強を開始し、現在は本やスマートフォンのアプリを使って漢字の意味を調べ、また好きなアニメを観て語学の習得に励んでいる。
三浦のお気に入りスポットは「海岸」で、「秋には富士山をのぞみながら、ウォーキングもしてみたい」という。
夏休み明けから参加する授業を前に「日本の文化が好き。オーストラリアの文化も教えていきたい」と抱負を語った。
もう1人はメルボルン出身のクイニー・ライさんで、今後は3中学校で指導にあたる。ALTの任期は1年だが、最大5年まで更新できる。
![]() インディアナ・シャーロックさん
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![]() ポーリン・チェレドニックさん
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