プロ野球・福岡ソフトバンクホークス前監督の工藤公康さんが8月6日、潮風アリーナで講演会と野球教室を開き、市内の親子ら約70人が参加した。同施設の指定管理者である(株)スポーツプラザ報徳と子どもの学ぶ意欲向上を目的とした野球イベントを企画する(株)KANKYUの共催。
工藤さんは1982年に⻄武ライオンズへ入団。緩急鋭い左腕投手として活躍し、実働29年で通算224勝を挙げた。4球団に在籍しながら11度の⽇本⼀に輝き、「優勝請負⼈」と呼ばれた。現役引退後はソフトバンクの監督を務め、5度の日本一にも導いた。
イベント当日、工藤さんが会場に入ると、野球少年やその親たちから歓声が上がった。「夢の叶え方」と題した講演で工藤さんは、5人兄弟の4番目で決して裕福ではなかったこと、自分と周りの人を比べるのは良くないことなどに触れた後、「子どもの思考を止めてはいけない。大人はすぐに『ダメ』と言ったり、答えを出したりしがち。子どもに考えさせ、解決させることが何より大事。大人はサポートに回り、ヒントを与えるくらいがいい」と独自の理論を展開した=写真上。
その後の野球教室では「野球の基本」というキャッチボールの正しい方法を指導。柔らかいボールを投げて見せ、「思いやりの心を持って、相手の胸を目がけて投げて」と親子らに声を掛けていた=写真下。
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