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三浦版 公開:2023年12月15日 エリアトップへ

漁師の新たな収入源に 小網代湾でカキ養殖試験

経済

公開:2023年12月15日

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カキの稚魚が入った籠を海中に沈める漁業者
カキの稚魚が入った籠を海中に沈める漁業者

 小網代湾で12月5日から、カキ養殖の試験がスタートした。湾内では、アイゴなどの食害により海藻類が著しく減少する磯焼けの影響で、ワカメ養殖が難しくなった。ただ、真珠を育てるためのアコヤガイ養殖は好調なことから、県水産技術センター協力のもと、漁業者の新たな収入源の確保をめざして取り組むことになった。市内では、金田と上宮田地区に次いで3例目。

 この日、漁業者たちは徳島産マガキの稚貝500個(体長約6cm・重さ約20g/個)を50個ずつ縦長の籠に入れ、ゆっくりと船から海中に沈めていった。今後は漁業者がアコヤガイの世話と一緒に、籠の付着物を取り除いたり、中身を確認したり、成長するにつれて別の籠に入れ替えたりしていく。冬から春にかけて餌となるプランクトンが豊かになり、大きくなることが予想されるため、水揚げは来年6月ごろを予定。順調に育てば100gほどに成長し、味や身の具合などを検証しながら事業化を検討していくという。

 同センターの山田佳昭副技幹は「小網代湾は波が穏やかで養殖に適している」と期待。湾内で漁業を営むみうら漁業協同組合の木村俊一理事は「結果は分からないけれど、新しいことに挑戦することが大事」と前を向いた。

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