KAAT神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で創作した作品を県内各地の劇場で上演する「KAATカナガワ・ツアー・プロジェクト」が、2〜3月にかけて行われる。第2弾となる今回は、同劇場芸術監督の長塚圭史さん=写真=が作・演出を務め、『三浦半島の人魚姫』『箱根山の美女と野獣』の2作品を上演。長塚さんが県内を巡り、住民から聞いたエピソードやその土地の伝説、歴史などの資料を読み込んで書き下ろした。世界中で親しまれている物語の舞台を神秘的な三浦半島とスケールの大きい箱根山に移し、大人から子どもまで楽しめる作品になっているという。
2月3日(土)〜12日(月)に開かれる同劇場中スタジオでの公演からはじまり、ハーモニーホール座間、川崎市アートセンター、小田原三の丸ホール、逗子文化プラザ、茅ヶ崎市民文化会館の5カ所を巡演するほか、トークイベントや演劇の魅力を伝える企画も予定している。「ひらかれた劇場」を掲げる長塚さん。「肩の力を抜いて、気軽に見られる作品。地元の劇場に足を運ぶきっかけとなれば」とコメントした。
(問)チケットかながわ【電話】0570・015・415(午前10時〜午後6時)
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