「グループホーム ひなたぼっこ菊名」で暮らす上野志(し)んさんが2月4日、市内最高齢となる107歳の誕生日を迎えた。記者が長寿の秘訣を尋ねると「ここのご馳走がいいからじゃないの」といたずらっぽく笑う。
上野さんは第一次世界大戦中の1917(大正6)年、茨城県土浦市に生まれた。戦後は逗子市に移住。夫とクリーニング店を開き、70すぎまで営んだ。「働き者でしたよ、私は」と振り返る。
2013年7月から、現在の施設で生活。施設管理者の穂積和美さんによると、上野さんは毎朝5時30分に起床。身支度はすべて自身で済ませ、いつも整った姿。手鏡を使って、女性の心得を忘れていない。7時に朝食をとる。車いすに乗りながらではあるが、ラジオ体操にも積極的に参加。正午に昼食、午後7時に入眠するのが、1日のスケジュールだという。
「ほぼ残さずお食事を召し上がります」と入所当時から上野さんを見てきた穂積さんは語る。なかでも楽しみなのが、午前・午後のおやつの時間。「甘いものは、ぜーんぶ好き」と両手で大きな丸を描き、少女のようなそぶりを見せる。食べ物の話になると徐々に表情が緩み、先の誕生日も施設の皆で、すしやケーキを心ゆくまで賞味したことを教えてくれた。
気が向けば、手紙をしたためる。「字は下手ですけどね、書くのは好きなんです」と言いながら年季の入った辞書を取り出した。最後のページを見ると、約40年前に発行されたものだった。大切そうにページをめくり、虫眼鏡で覗き込む。きりりと結んだ口元から、真剣さがうかがえる。旧友たちに思慕の念を抱き、その人にマッチした言葉を探しているのだろう。
そのほかにも、自分の部屋の中で何かしらしている。やりたいことは自分で決め、自分で行動。誰の目も気にせずに、自分の世界にどっぷりと浸かる日々。数年前に大腿骨を骨折したというが、めげずに歩く達者ぶり。確かな喜びを感じながら生きる、そんなマイペースで悠々自適な暮らしは、周囲の心を照らし、模範となっている。
最後に取材の終わりを告げると「ありがとう」と深々とおじぎした。
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