市内3中学校の標準服が4月から、学ラン(詰め襟)からブレザー型に切り替わる。性差をなくすジェンダーレスへの対応で、上はジャケット、下はスラックスとスカートから自由に選択できる形式。上原中と統合した10年前から採用していた三崎中に続き、南下浦中と初声中も加わった。
三浦市教育委員会よると、制服のデザインや着用ルールは各校に裁量が委ねられているという。後発の2校は約1年前から標準服の改定を検討。制服メーカーから数種類の提案を受け、近隣児童や在校生、保護者、教職員などへのアンケート結果を踏まえて刷新した。
初声中では、胸ポケットに付けるエンブレム(ワッペン)のデザインを生徒から募集決定し、学校の個性を出した。
一方、南下浦中ではエンブレムは使わず、前の標準服との差額を男子3300円、女子4100円程度に抑えた。式典や試験期間以外は、動きやすく洗濯も容易なジャージでの登下校を認めており、着用機会の少ない標準服の購入に抵抗のある保護者もいたという。
そもそも標準服を着る意義とは何か。市教委に聞くと「【1】学生間での格差を減らす【2】集団感を醸成する【3】学校への帰属意識を高める」と答えた。
全国的にブレザー型が登場したのは1980年代。当時は、いわゆる”変形学生服”の着用を防ぐことを目的に導入する風潮があり、今とは全く意味合いが異なる。
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