「チェルSeaみうら」徹底解剖
絶景望む賃貸住宅
子育て賃貸住宅は3〜6階の26戸。広さは約57〜75平方メートル。大きく分けてフラットとメゾネットの5タイプがあり、多彩な間取りで空間を演出している。入居者用の駐車場は14台、駐輪場は26台用意。
何といっても魅力的なのが、室内から望む絶景の海=写真。いずれもインナーバルコニーを備えており、ここで心をリフレッシュすれば、仕事や子育ての疲れも癒されそう。また反対側の窓からは京急電車の走る様子も見られ、子どもにもうれしい。
3階には人工芝で遊べるキッズガーデン、最上階の6階にはスカイテラスが設けられ、例年8月上旬に行われる「三浦海岸納涼まつり花火大会」の際には、夏空を彩る大輪が見上げる住人の顔を照らす。
スタジオから文化発信
施設2階には、ピアノと舞台が設置された広さ200平方メートル以上の多目的ホール、壁面ミラー付きのスタジオ(56平方メートル以上)がある。室内はいずれも防音性に優れており、歌ったり、楽器を演奏したりしても、上階に住む人たちは静かに生活を送ることができる。
今後、実際にスタジオを利用する「カントリー音楽を楽しむ会」の代表・渡邊稔さん=写真右=と、その甥で家族バンド「The Tsuji Zoo」として活動する辻克仁さんにギターを弾きながら熱唱してもらった。「周りを気にせず自分を表現できるし、大人も子どもも交流できる最高の拠点」と2人は笑った。
そのほか同じ階には、2つの多目的室とホール、調理室、和室、授乳室なども設けられている。
図書館は夜10時まで
施設を入るとすぐに南下浦出張所、南下浦コミュニティセンター事務室のほか、図書館南下浦分館=写真=が見える。市職員によると、図書館分館の蔵書数は約1万1千冊。「お子さまでも手に取りやすいように」と高さ約150cmの棚をずらりと並べ、特に絵本や調べ学習の本を豊富に取り揃えたという。
一冊ずつ背表紙を眺めていると、児童・生徒だけではなく、大人でも興味を惹かれるタイトルもちらほら。キッズコーナーや読書・学習室もあるので、夏休みや冬休みなど長期休暇中にテーマを決めて、親子一緒に知識を深めてみるのも楽しいだろう。
正月三が日以外は開館。午前9時〜午後10時と、夜まで明かるいので地域防犯にもつながりそうだ。
「韓国」テーマのカフェ
三浦半島では唯一の韓国文化をコンセプトとした「カフェプラザ dear KOREA」も施設1階にオープンする=写真(提供イメージ)。
ホットク(菓子料理)やピンス(かき氷)のほか、ミサキドーナツを販売。ハングル・英語表記の店内は約20席、ペット連れ可の外席は約6席あり、ドリンクやスイーツのテイクアウトもできる。また化粧品ブランド「SKIN GARDEN」の自然素材を使った人気コスメや韓国の文学、アーティストの音楽作品なども取扱予定。合同会社ディオ・コリア代表社員の藤沢宏光さんは「日常生活に密着した素晴らしい韓国のカルチャーを発信し、市内外のファンでにぎわう場になれば」と展望を語った。
「チェルSeaみうら」徹底解剖6月21日 |
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