三浦市長選挙 吉田氏、無投票で3選 課題解決に向けた3期目
任期満了に伴う三浦市長選挙は9日に告示され、立候補者が吉田英男氏(57)1人のため、無投票で3選が決まった。市長選挙は、前回に続き2期連続の無投票選挙に終わった。
吉田氏は「正直ほっとしている」と当選を喜びつつも無投票に関して「市民に選択肢がなかったと思うが、信任を頂けたと思っている」と選挙を振り返った。3期目に関して「市の様々な課題について、結果を出すことを市民は求めている。それに答えていくことで責任を果たしていく」と決意を述べた。
3期目の取り組みについて市長に聞く
市の人口減少について「人口流出に歯止めをかけるために、三浦市が持っている産業の力を生かす環境を作っていく」とした。二町谷地区の埋め立て地に関しては「二町谷は最大の課題として取り組んでいる。動きが出てきている。良い結果を報告できるようにしたい」と話した。
議会でも話が出た、三崎高校跡地への市役所移転や三崎中学校跡地利用に関しては「行政だけで進めることはしない。三浦にはこのような課題があるということを市民にも理解してほしい。市民に意見を聞く手段として、アンケートを実施することを考えている。私は、市役所機能を市内の中心部に持っていくのは良いという考えを持っている。しかし、移転後の跡地利用計画もない中途半端な移転はありえない。跡地機能の利用方法も考えなくてはいけない」とし、行政主導で進めるのではなく、市民の声を大事にすることを強調した。
観光面で注目される城ケ島については、「より具体的に、何をどうしていくのか、地元の人と案をつくりながら進めていく」とした。
5年後、10年後を見据えての動きや考えに関しては「今ある産業や観光など、三浦が持っているものを生かし、さらにポテンシャルを高めていくための動きを進めていくことで将来の展望が開けていく」と語った。
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