三崎高跡地、事業者が決定 スーパーと交流センターに
旧県立三崎高校跡地に、民間の資本を活用し市民交流センター他を整備する計画で事業者を募集していた三浦市はこのほど、契約候補者を決定したと発表した。事業者は、スーパーと市民交流センターを併設する計画で、2017年4月の共用開始を予定している。
市の発表によると、契約公候補者に決まったのは株式会社ベイシア(群馬県前橋市)。同社は、ショッピングセンターやカインズ、ワークマン、セーブオン等ベイシアグループとして展開している。スーパーの出店は神奈川県内では三浦市が初となる。
場所は、現存する校舎がある敷地で消防施設用地とグラウンドへの通路を除いた土地で、市民交流センター(延床面積453平方メートル)とスーパーの店舗(6494平方メートル)。校舎は取り壊される。市民交流センターには、「市民活動支援」「協働推進」「市民参加窓口」「情報交流」「市民活動の場の提供」の5つの機能を持たせる。建物内部には、3つの研修室や多目的スペース他が用意される。市は、これら事業者が整備・維持管理する施設を借り上げ、市民交流センターを運営する。店舗では、食品や医薬品雑貨などを扱う。
旧三崎高校は2004年に旧初声高校と統合し廃校。07年に市は、県から同校を4億8400万円で取得した。その後、民間資本を活用し市民交流センターや図書館等の公共的機能と民間施設からなる市民交流拠点としての利活用を決め民間事業者と協働し整備する計画を立てた。11、12年度の2回、民間事業者の募集を行ったが、応募のあった事業者は条件等が合わず応募辞退となり進展しなかった。そのため市は、14年度に敷地全体一括から分割に応募条件を変更し改めて募集を行っていた。
事業者の選定は、副市長をトップに市の職員らで構成する市民交流拠点整備事業審査委員会による審査で行われた。応募はベイシアの他に1社あったが、市民交流に関わる姿勢や考え、市の観光情報や農水産物のPR・販路拡大を図る提案、地域活性化への波及効果に期待が持てる点等が評価に繋がり今回の候補者決定となった。市は「一歩前進した。契約の締結に向け進めていきたい」と話している。
「チェルSeaみうら」徹底解剖6月21日 |
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