緑と海に囲まれた三浦の豊かな自然の営みを写真と映像で再発見―。胴網海岸で10月3日(土)、「三浦半島ネイチャー映像上映会」が催される。
今月から来月にかけて市内各所で開かれている交流イベント「三崎開港祭」の自然派向けプログラムの一環。
映像の撮影と編集を手掛けるのは、海外町在住の岩瀬成知さん(31)。幼い頃からの生き物好きが高じて、飼育員として水族館に勤務する傍ら、趣味で写真を撮り続けてきた。被写体は「人間の身近にいるけれど、じっくり見たことがない生き物」。主に水辺に生息する鳥やカニなどを、生き物目線で撮影している。
例えば江奈湾や小網代の干潟に生息するチゴガニ。体長約1cm、人間目線から見れば何の変哲もないカニだが、チゴガニの目線に立つとオスがメスに向けてハサミを上げ下げする求愛ダンス”ウェービング”や、腹面の鮮やかな青緑色など様々な発見があるという。
カモメやウミウ、トンビにはどう映っているのか─。上映する映像作品は、”ドローン”と呼ばれる小型無人機を駆使して撮影したもの。地上から上空100mまでの間を自由に飛び回り、三浦の海を渡る鳥の目線を再現した。
砂浜が真っ直ぐに伸びる三浦海岸、荒々しく白波が砕ける剱崎、油壺のリアス式の穏やかな入り江。「半島の先端ならではの変化に富んだ地形が育む自然に魅力を感じる」と岩瀬さん。
イベントは午後7時半から8時(予定)。参加無料、申込み不要。雨天時は同海岸海の家内で実施する。
三崎開港祭に関する問合せは同実行委事務局(市市民協働課内)【電話】046・882・1111
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