自転車による三浦市の新たな観光客拡大を目的としたワークショップが1日、三崎港の「うらり」で開催された。ここ数年、レンタサイクルの利用者が増加していることを背景に、メインターゲットとなる若者の視点を取り入れようと、大学生が実際にモデルコースを作成。次回開催の11日には、コース内の店に学生自らが赴き、秋のキャンペーンに向け協力を交渉する。
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みうらレンタサイクル運営協議会、三浦半島地域活性化協議会、(株)自転車創業の三者(産・官・学)が連携して行う「みうら!自転車!観光!プロジェクト」。今回は横浜市立大学と関東学院大学から13人の学生と教師が参加した。
当日は3つのチームに分かれ、市内3エリアを各自が自転車で巡り、道中で見つけた景色や店を写真に記録し共有。こうした魅力が盛り込まれたモデルコースを作成し、チームごとにコース名とコンセプトを発表した。「大自然と一緒にほのぼのピクニック」を発表したチームは、海辺の洞窟や畑の中を走るコースを提案。「インスタ映えする」など、将来的に若い客層を誘致するためのヒントとなる学生ならではの視点や意見を織り交ぜた。参加した横浜市立大学4年の柴綾乃さん(22)は「車やバスと違い全身で三浦を体感できた。自転車ならではの魅力を発信したい」と話す。
作成したモデルコースは今後、自転車での移動情報をスマートフォンでコース化するWEBサイト「FRAME(フレイム)」に公開されるほか、次回は、自転車でしか行けないコース内の店に行くと特典がつく秋のキャンペーンへの協力を学生自らが店側に交渉する活動も行う。
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