活動報告【16】 三浦縦貫道路、8月10日開通へ 神奈川県議会議員 石川たくみ
先月22日の県議会定例会本会議で一般質問を行い、8つの項目について取り上げました。
まず、1日も早い開通が望まれる三浦縦貫道路II期北側区間(約1・9Km/横須賀市林〜高円坊)の工事状況に関し、県土整備局長から「8月10日ごろ開通見込み」との答弁がありました。
埋蔵文化財調査や昨年の台風が影響して工期が遅れていましたが、いよいよ市民念願の開通となります。これにより横横道路とのアクセスが強化され、広域的に交通利便性が向上。渋滞緩和や災害時緊急輸送道路としての役割だけでなく、新型コロナで大きな打撃を受ける三浦半島の観光や地域経済の下支えも期待されることから、安全対策の徹底と県民周知を要望しました。
農水産業への支援を
新型コロナウイルス感染症の影響に対する県内農畜水産業者への支援について質問。緊急事態宣言に伴う外出自粛や休業要請による外食需要の減少、学校給食の休止などにより、県内の農畜水産業に影響が出ています。たとえば、4月の三崎漁港における冷凍マグロの取引量は昨年の半分、価格は4分の3まで下落。漁港周辺の加工・流通業者の多くは厳しい環境に置かれており、早急な支援が必要です。
これに対し、県は県内学校にマグロや牛肉などを給食食材として無償提供して、県産品を知る食育活動と在庫減少・需要喚起を促進します。農家には普及指導員が栽培技術や販売方法の巡回指導を行うほか、農協と連携して苗・肥料・農業機械などの導入を支援します。加えて、国の補助事業を活用したインターネット販売の導入支援も打ち出し、安定的な事業継続を後押しします。
スピード感ある取り組みが求められています。他県では地産地消推進に多額の予算が投じられ、知事自らCM出演してトップセールスに乗り出しており、黒岩知事にも先頭に立ち地産地消・消費拡大をPRしてもらいたいと思います。
移住・定住の促進
コロナ禍を転機とした働き方や生活様式の見直しで、地方移住の機運が高まり、都心への通勤圏で自然豊かな三浦半島に改めて注目が集まる今こそ、移住・定住促進のチャンスです。県の施策としてテレワーク、サテライトオフィス導入支援も行われる一方、三浦市内では民間が移住政策に積極的に取り組んでいます。こうした動きを県がサポートして推し進めるべきと要望しました。
その他、新型コロナ感染症下の地域医療体制、脱炭素社会の実現、テクノロジーを活用した障がい者の社会参加、大規模外洋養殖事業、地籍調査について質問しました。
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