連載 100まで元気!健康ワンポイントアドバイス 三浦市社会福祉協議会 山田泰之
第七十一回 リハビリ職の今について
こんにちは。理学療法士の山田泰之です。普段はリハビリデイサービスなどで、利用者の皆さまにリハビリを行ったり、相談を受けたりしています。今回は、地域におけるリハビリ職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など)の最近の取り組みを紹介します。
【1】介護施設や自宅といった訪問先で、利用者さまが自立生活を継続できるように、直接的なリハビリや相談指導を実施しています。市社協では病院から退院した後、地域にある自宅での生活に安心して戻れるための事業(お帰りなさいプロジェクト)として、理学療法士が退院前後に自宅を訪れ、必要となる住宅改修や福祉用具の提案、また自宅で可能なリハビリや動作について情報提供をしています。
【2】地域には、住民が運営する集いの場所(サロンや介護予防教室など)がたくさんあります。その場にリハビリ専門職が定期的に参加して、運動の指導や体操・健康のための講話を行っています。市ではこうした集まりに、希望に応じてリハビリ職を派遣する事業(地域リハビリテーション活動支援事業)を進めています。また、介護保険の認定を受けていないような人にも、短期間で介護予防リハビリ運動と介護・福祉の情報を学ぶ講話がセットになった事業(短期集中予防サービス事業)を開いています。
これまで述べた活動の中には、まだまだ十分に知られていないものも数多く存在します。ぜひ、気軽に相談や質問をしてもらうことで、私たち専門職を活用してほしいと考えています。まずは近くの施設や地域包括支援センターに問い合わせてみて下さい。
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