"のびのび"育って 入居者 坐古さん一家
川崎市在住の坐古(ざこ)さん一家は、7月から子育て賃貸住宅への移住を決めた。入居前に取材を試みた。
夫の朝樹さん(31)は元々、三崎・日の出で生まれ育った。幼少期から「いなりっこ」、成長すると「面神楽」など郷土文化にも触れてきた。料理人を目指して上京したのは20歳を過ぎた頃。現在は港区・六本木で腕を振るっている。妻の希誉未さん(33)は長野県出身。「お互いに田舎があるので、子どもが生まれたら自然あふれる環境で"のびのび"と暮らしたい」と2人は思っていた。そのうち、息子の琉聖くん(2)が誕生。ただ、なかなか引っ越すタイミングもなかった。ある日、朝樹さんの母親から一本の電話があった。聞けば、故郷の三浦で子育て賃貸住宅の入居募集をしているとのことで、「これも何かの縁かもしれない」と一家は手を挙げることにした。
「電車に座って都内の勤務先に行けるし、こっちには仲間がいる。地域の人たちが子どもを見守ってくれる安心感もある」と朝樹さん。希誉未さんも「子どもの面倒を見てもらえる身内が近くにいるのは心強い」と納得の様子だ。「皆で早く海で遊びたい」。豊かな感受性を養いながら子育てする日を心待ちにしている。
「チェルSeaみうら」徹底解剖6月21日 |
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