排水から基準値を超えるダイオキシン類が検出され、現在使用が停止になっている「葉山町クリーンセンター」について、葉山町議会はこれまでの同施設をめぐる問題の経過や取り組みを説明する報告会を11月12日(土)、町福祉文化会館で開催する。クリーンセンターの現況や町の対応について報告するほか、参加者からの質疑応答も受け付ける。
11月12日(土)、福祉文化会館大会議室
同施設は昨年11月に行われた測定調査で、排出水から基準値(1リットルにあたり10ピコグラム以下)を超える11ピコグラムのダイオキシン類を検出。これを受け町は同施設の稼動を停止した。現在、ごみの焼却は民間会社に委託しているが、施設はいまだ停止したまま。その後の調査で、ダイオキシン類を含む灰の貯留施設等の汚水が水処理施設に流入したことが原因だったことが明らかになっている。
同施設は昭和52年に完成。処理量は8時間で40t。運転中は町から集まる全ての可燃ごみを焼却していたが、老朽化が激しく、町民からも安全性を懸念する声があがっていた。
町では同センターを復旧させるか、廃止するかについては依然として宙吊りの状態。同センターによると、復旧費については現在業者に算出を依頼している段階で、町では12月定例会に復旧した場合の費用を提出する方針。
同議会では昨年12月に「ダイオキシン類基準値オーバーの原因究明と町民の不安を払拭するための対策を求める決議」を可決して以降、定例会で町側に対して問題の解決を求めてきた。
報告会は午前10時から11時30分まで。福祉文化会館大会議室で行う。事前申込みは不要で同議会では「多くの皆様の参加をお待ちしています。ぜひご意見を寄せていただければ」と参加を呼びかけている。問合せは同事務局【電話】046(876)1111まで。
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