「ソイヤ」「ウーリャ」勇ましい掛け声が響く―。
逗子市池子にある「池子神明社」でこのほど恒例の夏祭りが行われた。祭りの目玉は神輿や山車が区内を練り歩く「渡御」=写真=だが、おなじみの光景はここ10年で定着したものだ。
屋根に光る葵の御紋。神輿は200年前に水戸藩の英勝寺(鎌倉市)から寄贈された由緒あるもの。長年の渡御で損傷し、しばらくはトラックに乗せていたが、10年前に「神輿はやはり人の手で」と地域の有志が中心になって「池子神明社神輿保存会」(岡本勇会長)が立ち上がった。地区一体で神輿を修復し、白装束に烏帽子を被るスタイルに一新。「渡御が地域の絆作りとして定着してきた」と岡本会長。区長の齋藤丈夫さんも「神輿を担ぐことで一体感が出て、地域も活気づいた」と噛み締めた。
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