逗子スポーツクラブ(逗子市桜山)所属の鶴野日南子さん(10)がこのほど、東京辰巳国際水泳場で行われた「第35回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」に出場し、女子10歳以下50m平泳ぎの部門で8位に入賞する健闘を見せた。
同大会は小学生以下の大会としては全国最大規模で、ジュニア選手の登竜門として知られる。各地で行われる予選会で「標準記録」を突破すると本選への出場が認められており、鶴野さんは7月に行われた2つの予選会で短水路(25mプール・標準記録38秒28)を36秒94、長水路(50mプール・同38秒48)を38秒48でともにクリア。本選への切符を掴んだ。
同大会に初めて出場した鶴野さん。8月に行われた本選では「緊張した」と振り返るも、コーチの鴨澤聡人さんが「本番に強いタイプ」と称するとおり、予選で37秒82の好タイムを出し、決勝戦に駒を進めた。全国から選りすぐりの選手が集まる中、決勝戦でも果敢な泳ぎを見せ37秒71で8位。見事入賞を果たした。
同クラブ所属選手の中でも初の大舞台。鶴野さんは大会に向け意欲を燃やしてきた。「人一倍がんばっている。練習も休まない」と鴨澤コーチ。練習は週5回、夏休みは朝早くから練習に取り組んできた。大会を振り返って「練習が辛くてやめたいと思うことはあるけど、結果が出てやってきて良かった」と鶴野さん。
現在、聖マリア小学校(同市逗子)に通う小学5年生。水泳は4歳から始めた。憧れの選手はロンドン五輪平泳ぎで銅メダルを獲得した鈴木聡美選手。将来の夢を聞かれると一言。「オリンピックに出ること」と笑顔を見せた。
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