逗子市を南北に流れる田越川の一斉清掃が16日に行われた。有志の市民団体で組織される「田越川一斉清掃実行委員会」らが主催。今年５回目の企画で、２年ぶりの開催となった。
当日は約３６０人が参加。雨の影響で河口での清掃は中止になったが、上流・中流・下流に分かれて参加者らは清掃作業に取り組んだ。東逗子のヨークマート前から清掃を始めた中流組はビニール袋を片手に長靴、手袋、首にはタオルと”完全武装”。川の中を進みながら小さいごみにまで目を光らせた＝写真。集まったごみには菓子袋や空き缶を始め、自転車の部品など大型のものもあり、今回初めて参加したという女性は「地元の川だし、生き物もたくさんいる川。綺麗にしたい」と意気込んだ。清掃は同河川全域約５Kmにわたって行われ、約１・２ｔのごみが集まった。
初めて複数の地元企業とタイアップしたとあって例年の３倍規模の参加者があった今回。実行委員長の野口宗一さんは「今後も地元の企業も巻き込んで、続けていきたい。川への関心を持ってくれる人が一層増えていけば」と話した。
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