逗子市民らが作るアマチュア劇団「なんじゃもんじゃ」(石井昭子代表)がこのほど、東日本大震災で被災した陸前高田市(岩手県)と南三陸町(宮城県)で”出張”公演を行う。「自分たちの芝居で元気を届けよう」と劇団員らは本番を前に稽古に熱を上げている。
市の文化祭などで年1回公演を行っている同劇団。今年5月の公演では南三陸町の被災者が作るエプロンを販売するなど支援活動を行った。震災から1年半。「目の前のことで精一杯だった当時と比べて今なら芝居を楽しんでもらえるのでは」と石井代表が団員に持ちかけたところメンバーも快諾。繋がりのあった南三陸町と陸前高田市の支援活動を行っている市民団体の協力を得て同市でも公演をすることになった。
上演するのは民話劇「三まいのおふだ」。19年前、逗子で公演した時に好評を博した。再演の声も多く「これまで温めてきた」演目のひとつだ。「子どもからお年寄りまで楽しめる内容。きっと喜んでもらえる」。公演には幸せを取り戻してほしいとの願いから「東北復”幸”支援」と銘打った。
普段はない出張に工夫も凝らした。機材の使用を抑えるため、身体表現を多く取り入れた。ロープや布を使いながら表情や動作を交え壁や木、囲炉裏を演じる。「観る人の創造力に訴えかけて物語の世界観を楽しんでもらいたい」と石井代表。観客を挟んで舞台を設置し、観客も劇に巻き込むのも仕掛けのひとつ。演出を手掛ける山田マリエさんは「観終わった後に『面白かった』と言ってもらえる作品に仕上げたい」と意気込んだ。上演は10月7日に陸前高田市竹駒町のコミュニティセンター、8日南三陸町立小学校体育館で、それぞれ入場無料で行われる。
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