葉山町は今夏からの町内海水浴場の治安維持に向け、入れ墨やタトゥーの露出を原則禁止するなどの方針を明らかにした。県内の海水浴場で一部海の家が「クラブ化」していることや、逗子市の条例改正による規制強化を視野に入れたもので、町が働きかけ、各海岸組合が自主ルールに盛り込む。
具体的には【1】昨年まで午後11時までとしていた海の家の営業時間を同9時まで短縮【2】クラブ化禁止に向けたイベントルールの明確化【3】原則入れ墨・タトゥーの露出禁止【4】水上バイクの徐行エリア表示【5】バーベキュー利用者によるごみ不法投棄への対策―など。逗子市が禁止する浜辺での飲酒については特に定めない。
近隣市では近年、モラルやルールを守らない若者が増加したとして騒音や治安悪化などの問題が表面化。原因の一端が大音量の音楽で若者らが踊る一部海の家の「クラブ化」にあるとし、藤沢市などでは先行して規制を強化している。葉山町が規制強化に乗り出したのは近隣市に追従する形。
昨年、同町にある3つの海水浴場に訪れたのべ観光客数は約9万7千人で前年比1万人増加した。その要因を町関係者は「規制が強まった逗子からの流入があったのでは」とみる。特に逗子市では今夏から条例改正による規制強化を打ち出し、その内容も「全国的にも厳しい」(平井竜一市長)としていることから海水浴客が大量に流入する可能性もあり、同町も対応を検討してきた。
同町には「安全で快適な葉山海水浴場の確保のための条例」があるが個別の規制については海岸組合の自主ルールに委ねられているのが現状。5日の定例会見で山梨崇仁町長は規制を自主ルールにとどめていることについては「海岸組合にはかつて社会問題化した騒音問題を乗り越えた経緯もあり、自主ルールとはいえ厳しく機能している。組合との連携でモラルは維持できると考えている」と述べた。昨年は著しい治安の悪化はなかった一方で、バーベキュー利用者による不法投棄が目立ったことから、今夏は民間事業者や地域と連携しながらごみ捨て防止の呼びかけを強化するという。さらに治安対策の一環として海水浴場に警備員を配置するための委託料約140万円を2014年度予算案に計上。海水浴期間中、最大4人の警備員を配置し、安全維持に努めるという。
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