葉山町 消防指令システム、共同化へ
１１９番通報から緊急出動する消防指令システムについて、葉山町は横須賀、三浦両市との共同運用に向けた取り組みを進めている。町は２０１４年度当初予算案に整備などにかかる関連予算約６７５０万円を計上。６月議会の承認を経て、２市１町の協議会に参加する方針で、来年４月の運用開始を目指す。
逗子市を加えた３市１町は10年度から共同化に向けた協議を設けてきた。システム更新などに時期差があったため、横須賀三浦両市が13年４月から共同化を先行。同町では14年度中にシステムの更新を迎えるため、これに参加する方針を固めた。同町では現状、通報発信地点を特定する表示システムはないが、共同化により受信と同時に位置情報が表示できるため、救急や消防車両の現場到着時間短縮に期待ができる。コスト面でもシステム更新や維持管理費を10年間単位で試算した場合、７千万円程度の削減になるという。
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