逗子市立図書館にこのほど、逗子市ゆかりの作家で「太陽の季節」などの作品で知られる石原慎太郎氏(81)の著作などを集めた「石原慎太郎文庫」が登場した。氏から自著を含む約3200冊の寄贈を受けてのもので8日、同館で行われた記念式典に出席した石原氏は文庫設置について「作家冥利につきる。涙が出るほどうれしい」と思いを語った。
同館によると今年はじめに「(逗子市内の邸宅にある蔵書で)図書館に必要なものがあれば寄贈したい」と申し出があったのがきっかけ。市は市制60周年記念事業の一環として、氏の業績や世界観を広く伝えようと設置の準備を進めてきた。
文庫は2階の本棚の一角に設置。氏がこれまで執筆してきた約500の作品が年代別に並べられており、中には初版本や英訳本など貴重なものも多い。さらに寄贈された作品には大江健三郎氏や江藤淳氏ら同時代に活躍した作家から氏に寄せられたものも含まれる。貴重な本については館内閲覧のみだが自由に手にとることができ、石原氏も「本は手に取ってこそ。膝の上に置いて、読んでほしい」と話した。また幼少を暮らした逗子を「この郷土がなかったら作家にはならなかった」とも。文庫は常設展示。8月11日まで関連資料の一般展示も行っている。開館は午前9時から午後8時(土日祝日は6時)まで。
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