近年増加傾向にある待機児童解消を目的に、逗子市は2016年4月をめどに新たな認可保育所を設置する。市が市有地を無償貸与し、このほど公募で選定された社会福祉法人が民間保育園として施設を整備、運営する。市は「子育てしたいまち」を重要プロジェクトに位置付けており、待機児童解消で子育て支援の拡充を図る。
定員100人規模、待機児童解消へ
市内には公立と私立の計5カ所の認可保育所があるが、いずれも定員を超えている状態。市によると2008年度以降から認可保育所の入所希望者が急増しているといい、09年度に5人だった待機児童は年々増え、12年度には09年度比6倍の30人にまで増えた。13年度は18人と一度は減少に転じたものの、今年度は再び30人に達した(数字はいずれも4月1日現在)。
市は待機児童解消を重要課題とし、市有地に新たな民間保育所を設置する運営法人を5月に公募。長年市内で沼間愛児園と桜山保育園を運営している社会福祉法人「恩賜財団神奈川県同胞援護会」(横浜市西区・加茂坂幸昌会長)を運営法人に選定した。
総事業費は約2億円で、国の「子育て支援対策臨時特例交付金(安心こども基金)」を活用。運営法人が施設整備にかかる4分の3程度の費用を助成する。
設置場所は施設の老朽化や移転などに伴い、現在は空用地となっている旧保健センター跡地(桜山6の18の22、1006平方メートル)を活用。定員数は正式には今後市と法人が協議の上決めるとした上で、100人から120人程度を見込む。完成すれば増加分を見越しても、市の待機児童は解消できる見通しだ。
今後設置主体の法人が今年度中に設計を行い、15年度末までに施設建設工事を実施。市側も建設工事に先行して近隣市道の拡幅工事(6mに拡幅)を行い、年明けにも用地内の建物を解体する予定。
湘南巻き爪矯正院 逗子葉山院無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」 |
<PR>
逗子・葉山版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|