葉山町内の中学生が「議員」となって山梨崇仁町長らに質問する「中学生議会」が20日、町議会議場で開かれた。葉山中学校と南郷中学校から9人の中学生議員が登壇。緊張した面持ちながら産業や観光、医療など独自の目線で疑問や意見をぶつけた。
中学生議会は今回で2度目。昨年「子ども議会」としていた名称を改め、今年は町制施行90周年の記念事業として町と同町議会が共催した。冒頭で山梨町長は「取り掛かれる意見は実際に町政に反映させたい。大人子どもの隔てなく、同じ目線で議論を交わしましょう」とあいさつ。質疑応答は町議会で行われる一般質問と同様の形式で行われ、参加者は「〜議員」と名前が呼ばれると次々と登壇した。
葉山中2年の君島梨子さんは緑の保全について質問。「年々緑が減っているように感じるが今後開発の予定はあるか」と尋ね、町は「500平方メートル以上の宅地造成は町への申請が必要で、現在5件の案件がある」と説明。「緑保全のために中学生ができることはあるか」との投げかけには「自然をよく理解し、疑問を皆さんの口から発信してほしい」と返した。この日は差別やいじめをなくすことなどを目指す「中学生議会宣言」の決議も行われ、全会一致で可決された。
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