湘南国際村から南郷トンネル入口を経て逗子市までの延伸が計画されている三浦半島中央道路北側区間について県は9日、周辺道路の交通量調査を行った。未開通の1Km区間の整備を視野に入れたもので、今後県は地域住民の合意を得ながら整備に必要な調査を進めていくとしている。
調査は、整備予定区間を囲む逗子市と葉山町の県道計17カ所で実施。交通量調査のほか、車両のルートを確認するためのナンバープレート調査、逗子警察署入口交差点周辺の渋滞長調査などを行った。県横須賀土木事務所は今回調査を行ったことについて「北側区間(1Km)の整備にあたって事前に地域の交通状況を把握するため」としている。
三浦半島中央道路の整備をめぐっては1993年に逗子市と葉山町が都市計画決定。これを受け、県が整備に着手し、04年には湘南国際村から南郷トンネル入口までをつなぐ2・4Km区間が開通した。県は逗子警察署入口交差点にいたるまでの北側区間3・4Kmを「かながわのみちづくり計画」で整備推進箇所に位置付け、16年度を計画最終年度としている。しかし、残りの1Km区間ついてはこれまで地域住民からの反発が強く、整備に踏み切れない状況が続いていた。
一方で、未整備区間の周辺道路、特に逗子インターチェンジと逗子駅を結ぶ県道は慢性的な渋滞が地域の課題となっている。さらに南郷から逗葉高校入口をつなぐ市道など、生活道路に有料道路を避ける通過車両が侵入するケースも少なくないといい、「北側区間が未整備のため、地域の渋滞が深刻化している」との指摘もある。
こうした事情を背景に逗子市では08年に市議会が計画促進の陳情を採択。県も整備推進のため、地域の自治会役員らと意見交換会を行い、話合いを重ねてきた。工事を着工するためには測量や地質、環境などの各種調査を経て設計、用地取得などが必要になるが、県横須賀土木事務所は具体的な時期はいずれも未定としており、担当者は「今後も地元の方と話合いをし、理解をいただきながら必要な手続きを進めていきたい」と話している。
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