任期満了に伴い4月3日告示、12日投開票される神奈川県議会議員選挙で、逗子市・葉山町選挙区(定数1)の立候補予定者が固まりつつある。出馬を表明しているのは現職1、元職1の2氏。2007年選挙と同じ顔触れで一騎打ちに突入する可能性が濃厚となっている。
(3月11日起稿)
立候補を予定しているのは現職の近藤大輔氏(45・無所属)と元職の矢部房男氏(62・自民)。両氏は2007年の県議選で一騎打ちを繰り広げ、当時現職で5期目を目指した矢部氏を元逗子市議で新人の近藤氏が破って初当選。11年選挙は無投票で近藤氏が再選を果たしている。
3選を目指す近藤氏は、これまでの2期8年を振り返り「様々な政策を提言し、実現したものは多くあるが道半ばであり、3期目に挑戦する」と表明。政策では4月に施行される医療、介護、子育て関連法に基づく市町村への支援拡充が必要とし、3期目に向けては「住民生活をしっかりと支えたい」と述べた。そのほかでは広域自治体としての県の災害対策、少子高齢化や人口減に伴う行政間の連携が重要とし「地元や近隣自治体の首長との絆を生かしながら、行政サービスの底上げを図りたい」と語った。
一方、8年ぶりの挑戦となる矢部氏は「自分が現職の時から進んでいない施策が多くある」と出馬の理由を説明。政府与党の自民党議員が選挙区に不在なことを指摘し「今後は国、県、市町が一体となったまちづくりが必要」と主張。07年までの4期16年の実績を踏まえ、逗子市・葉山町に関わる県事業の推進を図るとした。主な政策には、三浦半島中央道路の早期開通と周辺交差点の改良工事、大規模水害対策に備えた橋の架け替えなどを挙げた。
3月2現在の有権者数は逗子市が4万9921人、葉山町が2万7308人。前回(07年4月)逗子市・葉山町(三浦郡)選挙区の投票率は48・28%だった。
公開討論会を開催
3月23日、逗子で
同県議選立候補予定者による公開討論会が3月23日(月)、逗子文化プラザなぎさホールで行われる。(一社)逗子葉山青年会議所の主催。午後7時開始(開場は30分前)、9時終了予定。入場は無料。
当日はすでに立候補を表明している近藤大輔、矢部房男の両氏が登壇する予定。コーディネーターはタウンニュース社横須賀支社長、安池裕之が務める。登壇者はそれぞれ自己紹介や立候補動機などを述べた上、【1】エネルギー政策【2】教育【3】防災対策【4】地方創生―の各項目について見解を述べる。また各項目について登壇者同士のクロス討論も予定されている。
問合せは同会議所事務局【電話】046・873・2774(逗子市商工会内・担当三ツ井さん)
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