逗子の海で育ったウインドサーファーが4月18日(土)から2日間、逗子海岸で行われる「逗子プロアマフリースタイル選手権」に出場する。プロとして活動を始め5年目。ここ数年着実に実力をつけ、国内年間ランキングで1位につけるホープが地元での戦いに闘志を燃やしている。
逗子を拠点に活動するのは桜山在住の小林悠馬(23)さん。小学5年で本格的にウインドサーフィンを始め、高校3年生の時に出場した全日本アマチュア選手権のスペシャルクラスで優勝し、プロへの転向を決めた。現在はメーカーの営業の傍ら、国内の大会を渡り歩きながら世界にもフィールドを広げている。
プロ転向後、驚異的な速さで成長を遂げ、着実に結果を積み上げてきた。2010年、フリースタイルの年間総合ランキングで5位につけると翌年から順位を上げ、13年には1位にまで上り詰めた。昨年の大会は天候不良のため非公式のスーパーセッションだったが、同率1位を獲得している。
シーズン初戦、それも地元の仲間や友人が応援に駆け付けるホーム戦への思いは特別だ。「慣れ親しんだ海で調子もいい。僕が勝つための大会だと思っています」と言葉の端にも闘志がにじむ。一方、演技を通じて伝えたいこともある。フリースタイル競技は「海の上のフィギュアスケート」とも形容され、風をつかんで波の上を飛んだり、ターンを決めたりと技の難易度や構成を競う。「観客を技で魅せるのがフリースタイル。馴染みがない方にも楽しんでもらいたい」と小林さん。小林さんもダイナミックな演技が持ち味で「しっかり盛り上げたい。ぜひ足を運んで」と呼びかけた。
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当日は全国で活躍するプロやアマチュアのウインドサーファーらが一堂に介し、およそ60人がクラスごと7部門でトーナメントを競う。MCによる競技解説や今年は飲食ブースの出店なども予定されている。両日とも午前10時競技開始(風の状況で変更あり)。観覧無料。問合せはJWA事務局【電話】046・875・9899
![]() 風をつかみダイナミックな技を見せるフリースタイル競技
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