あすから始まる「逗子海岸映画祭」の発起人 志津野雷(らい)さん 葉山町一色在住 39歳
逗子と世界を繋げたい
○…今年も12日間だけオープンする屋外の映画館。砂浜に腰掛け、夕闇に映される世界の名作を楽しむも、その国にちなんだ料理やアートを楽しむもよし。異国情緒あふれるバザーを見て、光瞬くメリーゴーランドに乗ってみてもいい。「映画祭」の名を冠しつつも、映画は幾多ある仕掛けのひとつ。「世界の魅力を、五感で味わってもらいたい」。狙いは逗子と世界を繋ぐこと。逗子海岸はその玄関口だ。
○…6年前、地元のクリエイター仲間と活動拠点を作ろうと逗子海岸の近くに「シネマ アミーゴ」を立ち上げ、その翌年、映画祭を始めた。風景写真家として世界各地を渡り歩く中、旅先での人との出会いや暮らしに触れ、「写真だけでは伝えきれないものを表現する場を作りたい」と考えたのがきっかけ。思いついた翌日には役所で開催に必要な手続きを調べ、わずか2カ月の準備期間を経て開催にこぎつけた。「オープン間もなくて仲間の反対もあったんですが、表現の場を求めている人はたくさんいる。思いついたらすぐに形にしたくて」と振り返る。
○…昨年、スペインのバスク地方で開催される映画祭に参加するため一団を引き連れて海を渡った。しばらく現地で暮らしていると、それまで見えなかった土地の魅力が見え、気が付けばバスクの仲間も増えていた。世界と繋がることの面白さ。今年の映画祭には海外からも参加者を招く予定で「一つのカウンターで地元の人と海外の人が一緒に語り合ったりお酒を飲んだり。そんな景色が当たり前になったら」と青写真を描く。
○…逗子の映画祭は世界の文化を発表する場であると同時に、逗子の魅力を世界に向けて発信する場でもある。「逗子の魅力は世界にだって誇れる。訪れる人にそれを知ってほしい」。もう一つ、思惑がある。5年後の東京五輪。「多くの人が日本にやって来る。ここを世界中の人が交流できる場として、温めておきたいんですよ」とほほ笑んだ。
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