鎌倉市、横須賀市、逗子市、三浦市、葉山町の4市1町の首長が一堂に会し、共通の課題について話し合う「三浦半島サミット」が23日、鎌倉市役所で開催された。
当日は、自転車を折りたたまずに乗り込める「サイクルトレイン」を、京浜急行電鉄が品川・三浦海岸駅間で5月15日に運行したこと、鎌倉時代から戦国時代にかけて三浦半島を本拠とした三浦一族にまつわる史跡を紹介するマップを、2月に県が2万部増刷したこと、各地域での「甲冑隊」の活動に関する調査結果など観光振興策に関する現状のほか、情報発信の強化、合同の職員研修など、過去5回の会議で決定した事項の進捗状況が報告された。
また、民間企業や団体から、地図とコンパスを使って時間内にどれだけチェックポイントを回れるかを競う野外スポーツ「ロゲイニング」による地域振興策や、文字の大きさや色などユニバーサルデザインの概念を行政文書にも取り入れることで不備率の改善や申込率のアップにつながる、といったプレゼンテーションを受けた。
横須賀三浦地域県政総合センターの國重正雄所長からは今年3月に発表された「三浦半島魅力最大化プロジェクト」の一環として、今年秋に食をテーマにしたイベントを企画していることが明らかにされた。
その後の各首長による協議では「今年度中に鎌倉で予定されている観光案内所のリニューアルに合わせて、職員が三浦半島全体の魅力を伝えられるように研修を行っては」などの提案が出された。
同サミットの会長を務める吉田雄人横須賀市長は「様々な分野での連携がかたちになってきていると実感している。これをさらに進めていきたい」と総括。次回は10月頃に逗子市で開催することを確認した。
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