認可保育所の入所待ちをする待機児童の解消に向け、逗子市は市内で新たに小規模保育施設を開設する事業者を公募する。今年4月に新たな認可保育園が開設されたが解消の目途がたたないことを受け、市議会第2回定例会に提出する補正予算案に施設整備の補助費など関連費用計約3千万円を盛り込んだ。市の待機児童の大半を占める、0〜2歳層の受け皿を整備していく構え。
逗子市では2009年から待機児童が増加傾向にあり、近年は10〜30人前後で推移。少子高齢化が進む市では「子育てしたい街」を重点施策に掲げており、対策を重要課題と位置付けていた。今年4月には市内7カ所目となる認可保育所「逗子なないろ保育園」(桜山6丁目・定員110人)がオープン。昨年4月時点での待機児童は4人で解消を見込んでいたが、今年も市全体で1歳児15人を中心に計19人が出た。
市では理由について認可保育園が増えたことが「新たな保育ニーズを生み出したのでは」(平井竜一市長)とみる。産休や育休明けで復職する機会が増える、0〜2歳児を持つ母親が希望する保育所が定員オーバーのために利用しない「保留児童」となっているケースがあるためだ。
現在、市内にある認可保育所は逗子なないろ保育園を含む7カ所と小規模保育施設1カ所。認可保育園をさらに整備するとなれば土地や数億円単位の事業費確保などハードルが上がるため、既存施設の改修で運営が可能な、0〜2歳児対象の小規模保育施設で需要に応えることとした。
補正予算案に計上したのは事業者が施設整備するための補助費1920万円と保育給付費約1030万円。国や県の補助金を活用する。市保育課によると今後補正予算案の議決が得られ次第事業者を公募し、来年1月までに1カ所の保育施設の新設を目指す。
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