戦火をくぐり、日本に渡ってきた1丁のバイオリンがあった―。
アウシュビッツの音楽隊を巡る実話をもとに描かれた小説「アベ・マリアのバイオリン」の作者、香川宜子さんを迎えた講演会が7月18日(祝)、逗子文化プラザさざなみホールで行われる。
講演会前半の1部(午後1時〜3時)では、小説家で内科医でもある香川さんが作品の執筆秘話について話すほか、第一次世界大戦下に徳島の収容所で音楽を通じて繰り広げられた逸話、歴史に隠されたユダヤと日本の痕跡などについて語る。後半の2部(3時30分〜4時30分)では同作品に登場する楽曲を逗子ゆかりの演奏家、神代恭子さん(vn)と徳永洋明さん(pf)がバイオリンとピアノで披露。作品の世界観に浸りながら音楽に耳を傾ける。曲目は「シャコンヌ」(ビターリ)、「アベ・マリア」(シューベルト)、「エーデルワイス」ほか。
午後12時30分開場、1時開演。チケットは全席自由3500円。
同作品は香川さんの代表作で第60回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に指定されている。講演会は出版3周年を記念して逗子サロンコンサート(松本はるこ代表)が企画した。同ホール市民企画事業。
講演会に関する問合せは松本さん【携帯電話】080・5640・6043
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