葉山町文化協会の会長を務める 伊東 宥子さん 葉山町長柄在住 69歳
仲間と作り上げる面白さ
○…音楽や美術に携わる町内20の団体が活動の成果を披露する葉山町文化祭。協会発足以前から続いてきた伝統ある文化の祭典も今年で50回の節目を迎える。日ごとに繰り広げられるステージや展示。音楽や絵画、手工芸、書、俳句など内容は多岐に渡り、取りまとめ役の自身も多忙な日々を送るが、「苦にはならない」と意に介さない。「一緒に活動する皆さんの力添えがあってこそ。一人で出来ることではありませんから」と朗らかな笑みを浮かべる。
○…2期4年のかじ取り役を務めた実績を買われ、今年5月、4年ぶりに会長職に再任した。「通称”出戻り会長”って言ってるんですよ」と茶目っ気たっぷりに笑う。文化祭を控え、思案を重ねた。半世紀の節目に相応しい記念行事は何か。著名人をゲストに招き盛大に、という選択肢もあった。「でも、もっと地域に根差して、人々の記憶に残るものに」。辿り着いたのは50年前の再現。手元に残る当時のプログラムを参考に地元幼稚園児や小学校児童による演奏会を提案。その後役員とともに関係者の協力を仰いでまわり、実現にこぎつけた。
○…町合唱連盟の会長でもあり、23年前にはベートーベンの「交響曲第9番」を演奏したいと「葉山第九合唱団」を立ち上げた。一流の管弦楽団や声楽家を招くのには多大な費用を要したが、メンバーとともに広告協賛を募り、壮大な”第九”の音色を葉山に響かせた。「それも仲間がいるからこそできたこと」と感謝が口をつく。仲間と共に作りあげる面白さ。それが今も活動の原動力になっている。
○…高齢化や趣味の多様化で会員は減少傾向にあるが、「文化は人と心を育てる」がモットー。「葉山が文化の薫るまちであるためには、その担い手が不可欠。だからこれからも皆さんと育んできたい」。文化祭はいわば、各団体による集大成の場。「葉山町あげての文化活動。ぜひ多くの人に足を運んでご覧いただけたら」
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