部屋一面に飾られた、華やかな人形がお出迎え――。
桜山在住の主婦、長谷川静さん(71)が自宅の一室を使って、ひな人形を公開している。展示するのは知人から寄せられた7段飾りや買い集めた大内人形など5組。長年かけて集めてきた市松人形を含むと約100体を数える。桃の節句に合わせてお披露目を始め、今年4年目を迎えた。
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「これは小坪、こっちは久木の人から寄せられたもの。同じひな人形でも作られた時代で表情が異なるのが面白い」。大家族であったであろう、明治期の農家が所有していたものは大きく、時代と共に核家族化が進み、慎ましく飾るものは小さく。人形は世相の写し鏡の様だと長谷川さんは目を細める。
長谷川さんは、昭和初期に日米友好の証として米国から送られた「青い目の人形」と答礼の「市松人形」を長年調査。人形に関する情報を集めるなかで、複数の知人からひな人形についての相談が寄せられるようになった。「子どもが大きくなり飾らなくなった。良かったら引き取ってほしい」。しまわれたままにするのは忍びない。「なら家で預かれる分だけ」とそれらを引き取ることにした。
毎年、膨大な数を飾るのは一苦労だが、1週間ほどかけて丁寧に飾り付ける。「ひな人形には時代を問わず、子どもが健やかに育ってほしいという親の願いが込められている。そんな所も感じとってもらえたら」
展示は4月3日(月)まで。鑑賞を希望する場合は事前に長谷川さん【電話】046・872・3017
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